ベル姫様と溺愛ナイト様
2人の作業音と会話をBGMにシュシュが原稿を書いていると、裏口のドアが開けられる音が聞こえた。

「ただいま」

「おー、お帰り!
メロゥ、災難だったな。
折角の休日にレイに付き合わされて」

裏口から入ってきた2人をちらりと見やり、ジェミロは笑った。
シュシュも原稿から視線を上げ、片手を上げて合図を送る。

「いつものことだ。
全く、このバカナイトは人使いが荒い」

苦笑いを浮かべ、隣のレイを小突く素振りを見せるメロゥ。

「まぁまぁ。お陰で良い場所見つけることが出来たんだし。
大きな収穫があったんだからよかったじゃないか」
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