ベル姫様と溺愛ナイト様
「おお、思った以上に鮮明に見えてるな」

「やっぱりどんどん力が強くなってる。
このままじゃマズイな……。
早く力を開放しないと。

本当に早い方が良いな。明日にでも」

メロゥとレイは真剣な顔を見合わせていた。

「ま、まずいってなんだ……?
てか今のなんだ?!
早くしないとベルに何が起こるんだ?!

おいレイっ! 答えろっ!!」

心配性な姉は、レイの肩を掴んでガクガクと揺さぶる。
勢いに驚きながらも、レイはふっと笑ってみせた。

「大丈夫。俺らに任せとけ」
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