ベル姫様と溺愛ナイト様
「ベル、ますますこれからは一緒だ」
「王国を復興させるためには、勿論だけど俺達3人だけでは無理だ。
まずは人材募集だな。
で、その人たちが困らないように城下町に民家の建設。
十分に暮らせるだけの職の確立。
王国維持のための収入源の確保。

それにディティールの街の中心にある、ディティール城への挨拶だな、
この一辺を快く譲ってくれた感謝を伝えに行くんだ。あとはラス王国硬貨と、伝統民芸の復興とか……。

あ、そうそう、名物料理があったから、それも再現して……」

「ちょ、ちょっと待ってストップストップ!」

ベルは、思った以上に大変そうだ、と、不安になってメロゥの言葉を遮った。これから何をするのか尋ねたのは自分だが、いきなりそんなに沢山言われても……。
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