ベル姫様と溺愛ナイト様
「では、どうすれば……」

「まず、ベルの希望通りにこれまでと同じ生活をさせてやってくれ」

「それは……!」

「姫が飲み屋で仕事など、なんて言うなよ?
ベルの日常だ、お前がほいほい壊しちゃいけねぇんだよ。

心配なら……。そうだな、お前も働くか?
ベルの代わりじゃなくてよ、一緒にな。
それなら安心だろ?
それで良くないか?

……あぁ、でもうちはあたしとベルがやっと食えていけるギリギリ状態だ。
お前の賃金、安いぞ? それでも良いか?」

「……今すぐ姫を連れて行きたいところだが……。
こうなってしまった以上、構わない。
その条件、飲もう」

2人の会話に、ベルも頷いた。
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