雨の日のシロ
茶色のバスタオルを頭からかぶりながらもその綺麗なブラウンの髪が色艶に濡れている。
上半身何も着ていないそのたくましい身体でわたしを後ろから抱きつき耳元で息を吐く。
会ったときにセンリから匂っていたタバコと女性物の香水の匂いが消えて、代わりにわたしの使っているボディーソープの匂いがふわりとセンリを包む。
「サワ…」
回された腕、密着している身体、色気を含んだ声にわたしの体温は勝手に急上昇する。
「な、に?」
「お腹すいた」
…お腹すいたって…。
本当にマイペース。
わたしひとりドキドキしてバカみたいだ。
そう思っていてもわたしは結局センリに甘くなる。
「はぁ…待ってて。おにぎり握るから」
「やった。だからサワ大好き」
何気なく発言しているこの男は、わたしがどれだけセンリを好きかなんてわからないんだろうな。
上半身何も着ていないそのたくましい身体でわたしを後ろから抱きつき耳元で息を吐く。
会ったときにセンリから匂っていたタバコと女性物の香水の匂いが消えて、代わりにわたしの使っているボディーソープの匂いがふわりとセンリを包む。
「サワ…」
回された腕、密着している身体、色気を含んだ声にわたしの体温は勝手に急上昇する。
「な、に?」
「お腹すいた」
…お腹すいたって…。
本当にマイペース。
わたしひとりドキドキしてバカみたいだ。
そう思っていてもわたしは結局センリに甘くなる。
「はぁ…待ってて。おにぎり握るから」
「やった。だからサワ大好き」
何気なく発言しているこの男は、わたしがどれだけセンリを好きかなんてわからないんだろうな。