アンティークドール



「良かった…満」


父さんは目にいっぱい涙を溜めて、ホッと一息ついた


あれ?なんで父さんは泣いてんだ?


「満まで失ってしまったらって考えると…父さんどうしても耐えられなくて」



その言葉で俺は前までどんな状況にいたのかを思いだす


「星麗那は!!?」


命をかけて守ろうとした命


それは無事だっただろうか?


それとも



あの店の忌々しい呪いみたいな運命の定めで命をおとした…?





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