アンティークドール



『満君』


脳裏まで響くあの声で、アンティークドールは俺の名前を呼ぶ


『意外だったわ。あの星麗那って子が死ななかったんだもの』


「……それをいいに来たのか?」


『まぁ、そうね。だけど、私の店の呪いを覆したのはあなたが初めてだわ』


アンティークドールがコツコツとベッドに近付いてくる


『やっぱり、あなたはこのゲームに勝つべき人間だわ』



ゲーム…


その言葉で思いだすつらい過去





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