アンティークドール
『そんな辛そうな顔をしないで、満君は絶対に勝つわ』
「どうして…―勝つなんて確信的に言えるんだよ」
『私が…あなたの味方だからよ』
「……!!?」
『あのね、アンティークドールは実際心臓なんてどちらでもいいのよ』
「…どちらでも?」
意味深に囁かれた言葉に、ふと疑問を抱いてしまう
『あら、言ってなかったかしら。これはゲームなのよ?犯人とあなたの。あなたが勝てばもちろん犯人の心臓は私のもの』
愛しそうに舌で口紅のついた唇をペロッっと舐めずる