アンティークドール
「は…?心臓がかけられてるのは俺だけじゃなかったのか…?」
『ええ、本当はアンティークドールはどちらの味方もしちゃいけないのだけど…私は満君を人間として好きだから』
アンティークドールは首を横に倒して、ふふっと笑う
『早く…早く食べたいわぁ…。恐怖と孤独で小さく縮んだ心臓を…』
アンティークドールが味方してくれる
だけど、もし犯人が俺の身内や友達、知り合いだったとすれば?
そいつは、心臓を喰われて存在すらもなくなってしまうのか…?