アンティークドール



それは昨日の帰りがけの事だった


「満!
あたし寄りたい所があるの。」


元気で、だけど恥ずかしがりやな彼女は周りから見れば結構可愛かったらしい


俺も最初は、あー…可愛いな程度しか思っておらず、あまり関心は示してなかったが、告白された時は流石に驚いた



なんにせ、俺はどちらかというと地味な方だったからだ


彼女ならもっと良い人と付き合えただろうに…と心の中で苦笑する


彼女の名前は伊坂 真千【イザカ マチ】


今日はずっと見せたい物があると興奮しきっていた


彼女に連れられて、やってきた場所はちょっと古い雰囲気を醸し出すお店






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