アンティークドール
甘い匂いがした
フワッと鼻をかすめる程度の
【ストン…】
床を微妙に振動し、ポッカリと俺の部屋の空間だけが【冷めきった】
『クスクス…クスクス…』
「何の用があるんだ?アンティークドール」
『悪魔の子だなんて…素敵な名称ね』
「……っ!斑が死ぬなんて聞いてないよ…!!」
すると彼女は無表情で首をロボットのように、カクンと傾げた
『ナゼ…?あなたの周りで起きるって言ったじゃない…?』
彼女は目をむき出して言う
その綺麗な容姿が台無しだ
「……もういいよ」
『もういいってことはないでしょ?私はヒントを教えにきたのに』
「ヒント?」
そうよ、と彼女は頷く
「その…教えてください…」
実際、いきずまってたから…この場合頼むしかなかった