アンティークドール
「おーい!君達!何をしてるんだ、早く帰りなさい」
先生の怒鳴り声
「やべっ!今日はここまでにしようぜっ」
ユージが慌てながら言う
「あぁ…そうだな」
俺は星麗那と一緒に頷いた
俺は走って家に帰った
家族のひそひそ声がリビングから聞こえてきた
どうせ…俺の事なんだろう?
俺の瞳は悲しげに黒く光った
輝きを失った星々のように
事件…いやゲームに関しては、欠片がようやく一つ再構成された
まだ、パズルのピースの一部だ
早くうめなければ…
内心すごくあせっていた
アンティークドールの気が替わりはしないか…と
時間が止まって欲しいと思った
俺に少しでも…この事件を解く猶予を与えてくれ…