アンティークドール
ゾクッ…
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背筋を凍らせる冷たい視線
あぁ…この感じはあいつだ。アンティークドールだ…
『ご名答』
甘い香りをまとって降り立つ、ゴスロリの格好をした【人形】
「今度は何…?またヒント…?」
『いいえ…違うわ、こんかいは【あなた】じゃなくて【あの子】を手助けに来たの』
「あの子……?」
俺はピクッと反応する
『えぇ…あなたが意外にも秀才だったから、ゲームが早く終わりそうな気がするの。だから【あの子】…そう犯人の手助けをするのよ』
自分の口元に指をトンっとやるアンティークドール
その仕草は本当に人間のようで、一瞬の迷いを作る
『あなたの…声を……二日間いただくわ』
今…なんかやばい事言わなかったか?