アンティークドール
「あ……」
「俺がそんなに怖いの…?自分の子なのにそんなに恐ろしいの!?」
俺は頭に血が上り、勢いよう母さんを怒鳴りつける
「どうしてそんなに冷たいんだよ!俺…どうしたらいいんだよ…!」
わからない…!
二人の死は自分のせいじゃないのに!
どうして母さんはそこまで俺を怖がるんだよ…?
「いやぁあぁあぁっ!!?」
「…え?」
なんだよ、その叫び声
化け物でも見たような
「こらっ!満っ」
「父さん…」
「母さんをこ…怖がらせるな!」
父さんまで声震わせてやんの…
なんかもうどうでもよくなった
「どっかいけよ」
「な…なんだ…!お父さんにそんな口の聞き方だなんて…!」
「……あの2人みたいに呪い殺すよ?」
「!!」
父さんは慌てて母さんを連れて俺の部屋を出た