アンティークドール



『ふふふ………』


アンティークドールが笑って、指をパチンと鳴らした


すると周りが時が止まってしまったかのように動かなくなった



「なんだ…これ」


『時空を一点にねじ曲げたのよ。だから、時空処理ができないから現実では時は止まったようになったの』



時空をねじ曲げるだなんて、そんな事もできるのか…?



『ヒント2……午後一時に木を見よ。どこでもいいからとにかく木だ』


「木にヒントが…?」



『木自体にヒントがあるわけではない、木にいるなにかがヒントを与えてくれるのだ』



「木にいるなにかが…」

とにかく明日、午後一時に木を見てみよう…きっと何かが隠されているんだ



ふと前をみたらアンティークドールはいなかった

ただ、止まっていた時が動くだけで





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