アンティークドール



チャイムが鳴った


俺たちは昼ご飯、給食を食べ終え今は昼休み期間の12時56分



いよいよ出動だ


俺たちは木の前に集まった


「ヒントってなにかしら?」


星麗那が疑い深い瞳で木を見つめる


その先には数羽の烏がとまっていた


「本当にそいつはヒントを与えてくれるのかよ?おまえの敵なんだろ?騙されてんぢゃねーの??」


ユージがもっともな返答をする


だが、俺は確信していた


アンティークドールはこの事に関して、絶対に嘘をつかない


だって、楽しんでいるのだから


事件をゲームとしているのだから



だから、ヒントを怠るはずがない



俺は上空の木にとまっている、何羽かの烏を見た


時刻は1時00分


事は起った





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