完璧生徒会長様の憂鬱。
パラッ
「……えっ」
まずは1ページ目を開いて言葉を詰まらせる。
何故なら……
「こんにちは、小鳥さんたち。今日もいい天気ね」
「……っなっ、さ、佐伯っ!!?」
いきなり後ろから耳元で声をかけられて変な声が出る。
お前は忍者か!!
「どう?お姫様みたい?」
驚く私なんてよそに佐伯が花の如く愛らしく笑う。
「そ、そうだね……。適役なんじゃない?」
私はそんな佐伯を見て冷や汗を流しながら苦笑いを浮かべた。