完璧生徒会長様の憂鬱。
「プラネタリウムよ」
「ええっ!!?つまんなそっ!!」
「うるさいなぁ」
私の話を聞いて佐伯が呆れたように「花の高校生が何やってんのー」と言っているが無視だ、無視。
うちのクラスは私が会長だし、秀は副会長だし、他にも部活優先とかの生徒も多く、そもそも人手が準備期間も当日もあまりない。
そこでプラネタリウムならさほど人数も要らないだろうということでプラネタリウムに決まった。
もちろんやるからには本格的で綺麗なモノを作るつもり。
お金だけはあるしね。
それに学祭という特別イベントの為にいつもとは違う格好がしたいご子息たちの希望ももちろん叶えるようにしてる。
男女共にプラネタリウムに因んで星の精霊をイメージした衣装を身に纏う予定だ。
自分のクラスのことだって抜かりはない。