完璧生徒会長様の憂鬱。
ガッ
思った時にはもう行動に移していた。
「えっ、会長、何?」
いきなり私の手により視界を遮られ、さすがの佐伯も困惑した様子で声をあげる。
封印だ。
この顔の火照りが収まるまで佐伯の視界は封印だ!!
「な、何でもないから!!眠りの森の美女らしくもうひと睡眠どうですか!?」
「いや、それじゃ、練習にならないデショ」
グッ
「ひゃあっ」
必死に佐伯の目元を覆い隠す私の腕を呆れたように掴み、佐伯が引っ張ったことにより変な声が出る。