完璧生徒会長様の憂鬱。
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うちの金持ちボンボン学校の学祭は2日間ある。
その2日間の内、私の仕事は学祭を円滑に運営する為の補助だ。
あんなに考えに考えた企画でもやってみて初めて知る穴もたくさんある。
「会長っ、よっ、予想以上に売上があって、在庫が足りませんっ」
「それならとりあえずその商品の代わりになるものを一時的に用意してその間に自分たちで何とか入荷して。一時的なものは今ある商品を何とか工夫して……」
泣きついてきた1-2の生徒に冷静に対象する。
あの会長挨拶から時間が過ぎてもうお昼。
学祭が始まっても私に平穏が訪れることはない。
まぁ、そのお陰で佐伯への自覚した想いについてもあまり考えずに済むのだが。