完璧生徒会長様の憂鬱。












「健全な男はね、こんな状況の時、犯したくて犯したくて仕方ないんだよ?好きな女の子のことを」





「……なっ」







俺の言葉を聞いて会長が魚みたいにパクパクと口を動かす。





本当、百面相。







「……だけと今日は我慢してあげる。まだまだたくさん時間はあるし、大切だから」







おかしく思いながらも会長に優しくそう言い、ふわりと会長の柔らかい髪に俺は触れた。








チュッ







「こ、これだけで勘弁しなさいっ」





「……っ」







いきなり会長が恥ずかしそうに俺の唇に触れるか触れないかのキスをする。







人がせっかく必死で抑えているのに。













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