QUEEN of the JOKER
はじまり
長い1時間目が終わった。
先ほど「森っち」と呼ばれていた先生も「俺の授業を真面目に聞いてくれる奴…初めてだ!」と言って涙ながらにあたしの肩を叩く。
そして先生が教室から出て行くと
「ねぇ、ちょっと付き合ってよ」
…来ました。学校定番の呼び出しが。
─────・・・
連れて来られたのは校舎の裏側。
本当に定番だな。
「あんたさ、何様?」
いや、そんな事言われても…
「…何のことですか?」
「ふざけんじゃないわよ!あのお2人に声をかけた挙句、席の交換?どういうつもりだって聞いてんの!」
…いや、あたし転校生ですから。
「黒板が見えなくて席を譲ってもらっただけです。それ以外はありませんよ」
…実はこれ、伊達だけどね。
「あんた、ここがどこだか分かって転入して来たんでしょ?」
「まともに授業出来ると思ってんの?どんだけ真面目なの?」
すみません、香水が臭いです。
近寄らないで、臭いから。
…言いたいけど、我慢我慢。
先ほど「森っち」と呼ばれていた先生も「俺の授業を真面目に聞いてくれる奴…初めてだ!」と言って涙ながらにあたしの肩を叩く。
そして先生が教室から出て行くと
「ねぇ、ちょっと付き合ってよ」
…来ました。学校定番の呼び出しが。
─────・・・
連れて来られたのは校舎の裏側。
本当に定番だな。
「あんたさ、何様?」
いや、そんな事言われても…
「…何のことですか?」
「ふざけんじゃないわよ!あのお2人に声をかけた挙句、席の交換?どういうつもりだって聞いてんの!」
…いや、あたし転校生ですから。
「黒板が見えなくて席を譲ってもらっただけです。それ以外はありませんよ」
…実はこれ、伊達だけどね。
「あんた、ここがどこだか分かって転入して来たんでしょ?」
「まともに授業出来ると思ってんの?どんだけ真面目なの?」
すみません、香水が臭いです。
近寄らないで、臭いから。
…言いたいけど、我慢我慢。