QUEEN of the JOKER
───────・・・
───・・・??side
「『街灯』?そう言われてもな…」
全く、急に俺たちを連れてきた挙句、迎えは君1人で行けばいいのに。
うちの総長さんは無気力なのにあの子のこととなると必死だな。
「…?あれは…」
うちのA(エース)こと、夏也が反対側の道路を見ていた。
「なになに?夏也~、どうしたの?」
「あれ…東城じゃねぇか?」
「え?瑞希〜?んー…暗くてよく分かんない」
謙也には見えなかったのかもしれないけど俺にも見えた。
「あの子…校舎裏にいた子か」
俺に道を聞いてきた子…。東城 瑞希って言うんだ?
「…琴葉!」
うちの総長・大和があの子の名前を呼ぶ。
「!大和…それに、みんな!」
琴葉ちゃんは俺たちを見て少し嬉しそうに、あとちょっと涙目になって俺達の元へと駆けてくる。
「琴葉、どうしたんだよ?帰ったんじゃないのか?」
「色々あってね…。でももう大丈夫!」
琴葉ちゃん、また大和に隠し事?
大和だって気付いてるっていうのにね。
大和は、君の事を待ってるんだよ。
…まぁ、俺が言えた義理でもないか。
「…蒼夜」
いつの間にか反対の道路側に行ったのか、夏也と謙也が俺に手招きをしていた。
車が来ないのを確認して道路を横断し、路地裏へと踏み入れる。
─────・・・え?
路地裏にあったのは修羅場の跡。
10人くらいの黒いスーツを着た男達が傷だらけになりながら倒れていた。
───・・・??side
「『街灯』?そう言われてもな…」
全く、急に俺たちを連れてきた挙句、迎えは君1人で行けばいいのに。
うちの総長さんは無気力なのにあの子のこととなると必死だな。
「…?あれは…」
うちのA(エース)こと、夏也が反対側の道路を見ていた。
「なになに?夏也~、どうしたの?」
「あれ…東城じゃねぇか?」
「え?瑞希〜?んー…暗くてよく分かんない」
謙也には見えなかったのかもしれないけど俺にも見えた。
「あの子…校舎裏にいた子か」
俺に道を聞いてきた子…。東城 瑞希って言うんだ?
「…琴葉!」
うちの総長・大和があの子の名前を呼ぶ。
「!大和…それに、みんな!」
琴葉ちゃんは俺たちを見て少し嬉しそうに、あとちょっと涙目になって俺達の元へと駆けてくる。
「琴葉、どうしたんだよ?帰ったんじゃないのか?」
「色々あってね…。でももう大丈夫!」
琴葉ちゃん、また大和に隠し事?
大和だって気付いてるっていうのにね。
大和は、君の事を待ってるんだよ。
…まぁ、俺が言えた義理でもないか。
「…蒼夜」
いつの間にか反対の道路側に行ったのか、夏也と謙也が俺に手招きをしていた。
車が来ないのを確認して道路を横断し、路地裏へと踏み入れる。
─────・・・え?
路地裏にあったのは修羅場の跡。
10人くらいの黒いスーツを着た男達が傷だらけになりながら倒れていた。