QUEEN of the JOKER
…そんなことを考えているうちにチャイムは鳴った。
それと同時に担任は教室へ入り、数分遅刻してきた奴らも席に着く。
そして案の定
「おっはよ~瑞希」
「…眠い…」
和田君と杉宮君…こいつらもいた。
「瑞希早いね〜?眠くないの?」
「…全く」
頼むから話しかけないでよ。あんたらが何者かは知らないけどあたしは目立ちたくないんだってば。
「その右手、どうしたの?」
「え?」
「ほら、包帯巻いてるし」
「…あぁ、昨日夕飯を作っていた時に火傷したんです」
…本当はさっき、母さんに指摘されて気付いたんだけど。
昨日は2回喧嘩したわけだし、殴った時に出来る痣は尋常じゃなかった。
「うわぁ、痛そ〜。でも瑞希ご飯作るんだね!今度俺も食べてみたい!」
「…あたしの作るご飯は未確認物体なのでお断りします」
「ぶっ…何それ」
ずっと黙っていた杉宮君が吹いた。
「お前、言うことは面白ぇじゃねぇか。お陰で目が覚めたぜ」
…昨日転校してきたばかりだけど、この人の笑った顔、初めて見た。
それと同時に担任は教室へ入り、数分遅刻してきた奴らも席に着く。
そして案の定
「おっはよ~瑞希」
「…眠い…」
和田君と杉宮君…こいつらもいた。
「瑞希早いね〜?眠くないの?」
「…全く」
頼むから話しかけないでよ。あんたらが何者かは知らないけどあたしは目立ちたくないんだってば。
「その右手、どうしたの?」
「え?」
「ほら、包帯巻いてるし」
「…あぁ、昨日夕飯を作っていた時に火傷したんです」
…本当はさっき、母さんに指摘されて気付いたんだけど。
昨日は2回喧嘩したわけだし、殴った時に出来る痣は尋常じゃなかった。
「うわぁ、痛そ〜。でも瑞希ご飯作るんだね!今度俺も食べてみたい!」
「…あたしの作るご飯は未確認物体なのでお断りします」
「ぶっ…何それ」
ずっと黙っていた杉宮君が吹いた。
「お前、言うことは面白ぇじゃねぇか。お陰で目が覚めたぜ」
…昨日転校してきたばかりだけど、この人の笑った顔、初めて見た。