QUEEN of the JOKER
「…クスッ…さすが“番人”だ。でも…俺は無抵抗だよね?卑怯じゃないかな?」


「…あんたなら避けれたでしょ?」


「知ってて襲ってくるなんて流石だなぁ」


「…あたしはあんたに名前を教えていない。それにさっき、あんたらの傘下って奴等はあの和田や杉宮に反応した。


…あの2人もあんたの仲間?」


「フフッ…ご名答」


ポッケに手を突っ込んだまま、ニコニコしている橘 蒼夜。


「…こんな所にいたのか」


「うわぁ、派手にやられたね~こいつら」


「もう、遅いよ2人とも。もうちょっとで俺やられるところだったよ」


…この声は


「やっぱり昨日の騒ぎはてめぇだったか。東城瑞希」


「まさかこんな近くに“あの組織”の残党がいたなんてね」


やっぱりこの2人も剣龍だった。


「…スペードの第3幹部、和田 謙也。


そしてスペードのエース、杉宮 夏也」


まさか、スペード…剣龍の上位幹部達とこんな所で鉢合わせるなんて。


逃げ道が塞がれた
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