QUEEN of the JOKER
ヒビの入った壁から立ち上がる煙
「来てくれるよね?」
「…」
目の前の腹黒い笑みにあたしの空いた口は閉じなかった。
ご、拷問担当って…
この外っ面は優しそうな人が!?
人は見た目で判断してはいけないと、今改めて学んだ。
「…来るよね?」
副総長の橘蒼夜…間違いなく強い、なんて考える暇もなく。
「い、行かな「ん?聞こえなかったな。何だって?」…」
黒い。見た目は爽やかだけどこの人黒い!!
後ろに黒色のオーラが見えるっ!
「あ、あたしに脅しは効かないからな!」
「へぇ?どうする大和?こうなったら力尽くでも連れて行くしかないよ?」
「あいつに『傷付けるな』と言われている。
…『傷付けるな』、とな」
「…つまりは怪我させなきゃいいってことだろ?」
すると、杉宮夏也はあたしのところへ歩き出し
ガバッ!!
「───なっ」
「こっちの方が早いだろ」
何の許可もなく、あたしを───・・・
米俵のように抱えやがった。
「来てくれるよね?」
「…」
目の前の腹黒い笑みにあたしの空いた口は閉じなかった。
ご、拷問担当って…
この外っ面は優しそうな人が!?
人は見た目で判断してはいけないと、今改めて学んだ。
「…来るよね?」
副総長の橘蒼夜…間違いなく強い、なんて考える暇もなく。
「い、行かな「ん?聞こえなかったな。何だって?」…」
黒い。見た目は爽やかだけどこの人黒い!!
後ろに黒色のオーラが見えるっ!
「あ、あたしに脅しは効かないからな!」
「へぇ?どうする大和?こうなったら力尽くでも連れて行くしかないよ?」
「あいつに『傷付けるな』と言われている。
…『傷付けるな』、とな」
「…つまりは怪我させなきゃいいってことだろ?」
すると、杉宮夏也はあたしのところへ歩き出し
ガバッ!!
「───なっ」
「こっちの方が早いだろ」
何の許可もなく、あたしを───・・・
米俵のように抱えやがった。