QUEEN of the JOKER
第2章
本部
「離せ!!」
「暴れんな処刑人。あの有名なJOKERの副総長はじゃじゃ馬か?」
「あたしは馬じゃねぇ!処刑人とか番人とか誰が付けたか知らねぇあだ名なんてどうでもいいんだろ!!ってか、いい加減おろせ!!」
米俵のように抱えられているあたし、東城瑞希は、杉宮夏也の背中を叩くがビクともしない。
得意の蹴りをかませば逃げられるだろうがその足を上手く抑えられていた。
…てか
あたしはどこに連れられているんだよ!
「…帰りたい」
思いっきり授業すっぽかしてるし。
「大丈夫大丈夫。うちの高校、出席確認取れてれば取り敢えず高校卒業できるから」
杉宮夏也の後ろを歩く…つまりあたしの真正面にいる和田謙也。
…今のあたしは不機嫌すぎて、目の前の和田謙也にでさえ睨みつけた。
「こんな扱いでごめんね?僕達もなるべく穏便にしたかったんだ」
ニコニコ語りかける新崎蓮。
くそっ、謝ってるんだったらこいつから離させてくれよ。
「…なんだ、暴れんのやめたのか?」
「…うっさい」
「諦めはいい方だな。
ところでお前、重いな。ダイエットした方いいぞ?」
その時、あたしの中で何かが切れた。
「なんだとてめぇ!!」
そしてあたしはまた暴れ出す。
「暴れんな処刑人。あの有名なJOKERの副総長はじゃじゃ馬か?」
「あたしは馬じゃねぇ!処刑人とか番人とか誰が付けたか知らねぇあだ名なんてどうでもいいんだろ!!ってか、いい加減おろせ!!」
米俵のように抱えられているあたし、東城瑞希は、杉宮夏也の背中を叩くがビクともしない。
得意の蹴りをかませば逃げられるだろうがその足を上手く抑えられていた。
…てか
あたしはどこに連れられているんだよ!
「…帰りたい」
思いっきり授業すっぽかしてるし。
「大丈夫大丈夫。うちの高校、出席確認取れてれば取り敢えず高校卒業できるから」
杉宮夏也の後ろを歩く…つまりあたしの真正面にいる和田謙也。
…今のあたしは不機嫌すぎて、目の前の和田謙也にでさえ睨みつけた。
「こんな扱いでごめんね?僕達もなるべく穏便にしたかったんだ」
ニコニコ語りかける新崎蓮。
くそっ、謝ってるんだったらこいつから離させてくれよ。
「…なんだ、暴れんのやめたのか?」
「…うっさい」
「諦めはいい方だな。
ところでお前、重いな。ダイエットした方いいぞ?」
その時、あたしの中で何かが切れた。
「なんだとてめぇ!!」
そしてあたしはまた暴れ出す。