QUEEN of the JOKER
対面
黒坂大和はあたしから目を逸らさなかった。
周りの静寂と目の前にいる全国のトップ4に数えられるあの剣龍の総長から感じるオーラ。
剣龍の総長はめちゃくちゃ無気力だって聞いた事があるけど、どうやらそれは自分の族に関すること以外のようだ。
「…まずは、剣龍の傘下たちがお前に失礼をしたようだな。謝罪しよう…すまない」
傘下ってあの女共だよね?
「…気にしてませんから」
黒坂大和は彼女等の処遇は後で考えておく、と言うと1度隣に座る少女…天森さんに目をやった。
「そして、こいつは俺達『剣龍』のQ(クイーン)、天森琴葉だ」
「改めてよろしくね、瑞希」
「君は知ってるだろうけどQである琴葉ちゃんは剣龍の中で2番目に偉い子だからね」
俺は3番目に偉いから、とニコニコ笑顔を語って来た橘蒼夜。
こいつらが、剣龍の中で最も偉いトップ3か。
まさか、その中に天森さんも入ってるなんてね。
確かにトランプ同盟に入っている4つの族は最高幹部が総長のK(キング)、副総長のJ(ジャック)、そして女が就くQ(クイーン)。でもその4つの族が必ずしもQがいるとは限らない。
単純な理由が"喧嘩ができない"から。
いても意味が無い、と捉える族がほとんどだが、どうやら剣龍は違うらしい。
周りの静寂と目の前にいる全国のトップ4に数えられるあの剣龍の総長から感じるオーラ。
剣龍の総長はめちゃくちゃ無気力だって聞いた事があるけど、どうやらそれは自分の族に関すること以外のようだ。
「…まずは、剣龍の傘下たちがお前に失礼をしたようだな。謝罪しよう…すまない」
傘下ってあの女共だよね?
「…気にしてませんから」
黒坂大和は彼女等の処遇は後で考えておく、と言うと1度隣に座る少女…天森さんに目をやった。
「そして、こいつは俺達『剣龍』のQ(クイーン)、天森琴葉だ」
「改めてよろしくね、瑞希」
「君は知ってるだろうけどQである琴葉ちゃんは剣龍の中で2番目に偉い子だからね」
俺は3番目に偉いから、とニコニコ笑顔を語って来た橘蒼夜。
こいつらが、剣龍の中で最も偉いトップ3か。
まさか、その中に天森さんも入ってるなんてね。
確かにトランプ同盟に入っている4つの族は最高幹部が総長のK(キング)、副総長のJ(ジャック)、そして女が就くQ(クイーン)。でもその4つの族が必ずしもQがいるとは限らない。
単純な理由が"喧嘩ができない"から。
いても意味が無い、と捉える族がほとんどだが、どうやら剣龍は違うらしい。