QUEEN of the JOKER
「ちょっ…ちょっと2人とも!」


和田が間に入って来た。


「なんだよ謙也。邪魔すんじゃねぇ」


杉宮が和田に言い放つ。


「もー!2人とも怖いからクラスの人達廊下に逃げて行ったじゃん!」


…道理でやけに静かだったわけだ。教室を見渡すとあたしと杉宮と和田以外誰1人として教室にいなかった。


杉宮は舌打ちをすると黙って席に座った。


そして─────・・・









寝た。








そしてそれと同時に


「…は、入ってもいいか?」


「あ!皆、もう大丈夫だよ~!」


和田の言葉で生徒達は教室に入って来た。











キーンコーンカーンコーン…


あ 朝のチャイムが鳴り渡る。


「席につけー、点呼するぞー」


担任も入って来る。
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