QUEEN of the JOKER
…何だろう
この視線は…。
あたしが元JOKERの副総長だと広まって数日、周りの生徒は態度が変わったようにあたしを見ては逃げ出していた。
だけど、あたしが手出ししないと分かったからなのかここ最近はそれも落ち着いていた(避けてはいるけど)。
それなのに、今日は一段と視線を感じる。
特に、怪我してる人の。
ほとんどが男子だけど、その男子達は余程の喧嘩をして来たのか包帯をぐるぐると巻いている。
…いや、あたしが怪我負わせたわけじゃないけど。
過去にJOKERに因縁があるとか…な訳ないよね。
あったとしてもなんで今更?ってなるし。
「───・・・すまない、東城瑞希はいるか」
教室の扉の方から声が聞こえた。
「あ、あんたは…っ!今呼んできます!」
クラスメイトがあたしの方へ来て扉を指差す。
その先にいたのは───・・・
「…話が、ある」
「…」
剣龍の総長、黒坂大和。
この視線は…。
あたしが元JOKERの副総長だと広まって数日、周りの生徒は態度が変わったようにあたしを見ては逃げ出していた。
だけど、あたしが手出ししないと分かったからなのかここ最近はそれも落ち着いていた(避けてはいるけど)。
それなのに、今日は一段と視線を感じる。
特に、怪我してる人の。
ほとんどが男子だけど、その男子達は余程の喧嘩をして来たのか包帯をぐるぐると巻いている。
…いや、あたしが怪我負わせたわけじゃないけど。
過去にJOKERに因縁があるとか…な訳ないよね。
あったとしてもなんで今更?ってなるし。
「───・・・すまない、東城瑞希はいるか」
教室の扉の方から声が聞こえた。
「あ、あんたは…っ!今呼んできます!」
クラスメイトがあたしの方へ来て扉を指差す。
その先にいたのは───・・・
「…話が、ある」
「…」
剣龍の総長、黒坂大和。