白い雪が降り積もるように
うわぁ……、イケメンの連絡先ゲットしちゃったよー。
まあ、今はどうでも良いけど。
「それか、夜でしたら私も部屋におりますので直接来て頂いても結構ですよ」
「玖下さんのお部屋って……」
此処で隣とか言ったらベタすぎるよねー。
「お隣です」
来たよ、ベタな展開。
イケメンの連絡先ゲットしちゃった挙げ句に、イケメンの隣の部屋までゲットしちゃったよー。
普通であれば興奮するところではあるが、私にはどうでもいい。
仕事に戻るという玖下さんを見送り、私は自室となる部屋へと入った。
「おふぅ……」
部屋に入った途端、軽い眩暈に見舞われた。
この部屋 、使用人が使うレベルのものじゃないでしょ……。