白い雪が降り積もるように


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「アリスさん、ありがとうございます」




紗也様の部屋を後にした私はアリスさんにお礼を言った。




「お礼を言われるようなことはしてないよ。君と依良が幸せになるのが私と紗也ちゃんと周の願いだから」




「でも、彼は私のことを好きではないと思います」




私の言葉に、アリスさんはポカンと口を開けていた。




え、何かおかしいこと言った?




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