白い雪が降り積もるように
第二章:始動
1.兄妹
翌日。
朝起きると玖下さんに連れられて、使用人達がミーティングを行うホールへと向かった。
「昨日より依良様の世話係として入られた篠田冬季君です。分からないことばかりだと思うので、皆さん、フォローしてあげてください」
玖下さんが紹介してくれるのと同時に、頭を下げた。
その後、軽いミーティングを行い、各自仕事に就いていった。
と思ったが……。