白い雪が降り積もるように


「「誕生日おめでとう、冬雪ちゃん」」




今日、12月25日は17回目の私の誕生日だ。




でも、よく拓実さん覚えてたなー。




というか、何故に蓬條依良が私の誕生日知ってるの?





……あ、アリスさんに私の近辺調査してもらってたから知っててもおかしくないか。




「これ、俺から」





拓実さんは誕生日プレゼントと言ってくれたのは雪だるまのストラップだった。




「ありがとうございます」





お礼は言ったものの、誕生日をお祝いという空気でもない。





二人もそれを分かっているから三人でケーキを食べて終わりにした。




その後、各自お風呂に入って拓実さんはお姉ちゃんの横に布団を敷いて眠ってしまった。




私もその反対側に布団を敷いていたけど寝つけず、上着を羽織って外に出た。





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