白い雪が降り積もるように
次に私が目を覚ましたのは病院のベッドの上で、全てがもう手遅れだった。
両親は即死、お姉ちゃんは一命は取りとめたものの大量出血により植物状態に、秋葉は脊髄損傷により下半身不随に。
私も刺された喉に大きな傷跡が残ってしまった。
警察の人によると、父は無理心中を図ったらしい。
「これは現場に残されていた遺書です」
そう言って手渡されたのは一通の手紙。
手紙には私の知らないことが書かれていた。