白い雪が降り積もるように
そう言えば、笑ったのはいつだろうか?
もう覚えていない。
最近笑ったような気がするけど、それすらもいつなのか覚えていない。
別に笑顔なんていらない。
お父さん達がいて、お姉ちゃんや秋葉も笑っている日常に戻れるならいくらでも笑おう。
でも、それは一生叶うことはない。
ならば、そんなもの必要ない。
そんなもの捨てて、蓬條への憎しみの感情さえ あれば良い。
私が次に笑う時が来るのはいつだろうか?
蓬條への復讐が済んだ時?
それとも、お姉ちゃんや秋葉が回復した時?
それとも──。