白い雪が降り積もるように


お父さんは中小企業の社長で、お父さんが一代で築き上げたにも関わらず地元では勇名な企業だった。



でも、更なる業務拡大を図ろうと日本有数の大企業への合併を申し出た。



それが間違いだったようで、大企業に合併を断られた挙げ句に、格下のくせにいきがるなと言わんばかりに打ちのめされ、多額の負債を抱えさせられてしまう。




そして、提携していた企業にもその大企業からの手回しで取引が切られ、会社は衰退し倒産。



返せるはずのない額の借金が一気に流れ込んできた。




返す方法も大企業の手回しで潰され、それで一家心中を選んだこと、手紙の最後は私達への謝罪で終わっていた。











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