こくおうさまのすきなひと
全く記憶がない。
ミネアが部屋に来て話した事までは覚えているが、そこから先の記憶が。
まさか私自身がこんな事になっていたとは……。
「ミネアはどうしている?」
「ミネア様もまた熱を出されまして、お部屋で療養中でございます。ミネア様もお疲れだったのでしょう。侍女達が看病しております。意識ははっきりしております故、大丈夫だとは思いますが……」
「なんだと!?……それは大変だ、行かなければ!」
私は寝台から身体を起こし、立ち上がろうとする。
しかしロバートに止められてしまった。
「何をする!」
「まだ国王も体力が戻っていない状態です、どうかもう少しお休み下さい!」
「私はもう大丈夫だ!行かせてくれ!」
ロバートを振り切り、上着を羽織ると部屋を出る。
後ろからロバートが慌ててついてきていたが、構わずにミネアのいる部屋へと向かった。
ロバートは大丈夫だと言っていたが、もしもの事があったら……!
ミネアが部屋に来て話した事までは覚えているが、そこから先の記憶が。
まさか私自身がこんな事になっていたとは……。
「ミネアはどうしている?」
「ミネア様もまた熱を出されまして、お部屋で療養中でございます。ミネア様もお疲れだったのでしょう。侍女達が看病しております。意識ははっきりしております故、大丈夫だとは思いますが……」
「なんだと!?……それは大変だ、行かなければ!」
私は寝台から身体を起こし、立ち上がろうとする。
しかしロバートに止められてしまった。
「何をする!」
「まだ国王も体力が戻っていない状態です、どうかもう少しお休み下さい!」
「私はもう大丈夫だ!行かせてくれ!」
ロバートを振り切り、上着を羽織ると部屋を出る。
後ろからロバートが慌ててついてきていたが、構わずにミネアのいる部屋へと向かった。
ロバートは大丈夫だと言っていたが、もしもの事があったら……!