ブルー・ワルツ
それから少しずつ話すようにもなって。
でもお互い饒舌ではなかったから ただのクラスメイト
基本は寝ているかぼーっとするか
たまに舌足らずになる
仲のいい友達には結構ふざけたり
はははっって少し高めの声で笑う
ちょっとずつ彼の情報は増えていって
それなりに話しかけたり
彼の顔を見るとふふふって笑みがこぼれるような
そんな不思議な気持ちになった
3年になって、彼に彼女ができた。
控えめな可愛らしい子。
ペースも2人どことなく似ていてお似合いだと思った。
勝手な想像で彼は恋愛とかには興味がないんだろうと思っていたから少し意外だった。
でも実際彼は告白されたからとりあえず付き合ってみたという感じで、
女の子の方が彼の冷めた恋愛観についていけず、しばらくして別れた。