恋愛ゲーム ‐ 生徒会長の狙いは私 ‐
こんどはこちらが目を丸くした。
……だって、そんなこと、初めて言われた。
「……変な人、
…あと初対面の人に好きとか気持ち悪い」
「ひでえww」
思わずでた本音にミユキくんが笑い出す。
会長さんもクスクスと笑顔を溢しながら、また話を始めた。
「俺自分で言うのもなんだけど、昔から何でも出来るんだ。
勉強もスポーツも簡単過ぎて、つまんなくて。
噂のお姫様で遊んだら暇つぶしになるかなって思って…」
「随分クズな性格してるね、『王子様』の癖に」
「君も『お姫様』のくせに随分とドライだよね」
「……」
そう言われると何も言い返せない。