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「はなりん、お誕生日おめでとう」
「......れおちん...」
正体は、れおちんだった。
手にはクラッカーを持っている。
...なるほど、そういうことか。
拳銃みたいな音だったから、とてつもなくびっくりした私が恥ずかしい。
「あれ? そんなにびっくりしなかった?」
おーい。といって、私の顔を覗きながら手をひらひらさせるれおちん。
ごめんね、期待を裏切るような反応になっちゃって。
「いや、びっくりしすぎて何事かと思っちゃった」
にへらっと笑う。