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そもそも住んでいたれおちんの家から、私の家付近までは結構距離があるってれおちんが言ってたような気がするんだけど。
それなのに、通りすがり?
「そんなわけねぇだろ。母さんが亡くなった途端に姿を消したあんたが、ただの通りすがりだって?」
...れおちんも同じこと思ってたか。
「...実は言ってないことがあるんだ。だから、探偵を雇って零央を探して貰ってたんだよ」
「それでやっと見つけたと。勝手に借金も作って、俺ら兄妹放りっぱなしにしてたのにな?」
「...ちょっとここは寒いから、カフェでも行って話そう」
ちらほらと雪が降り始めたのを合図にそう切り出したれおちんのお父さん。
一体...何を話すつもりなんだろう。