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「俺は話すことなんかさらさらない。だからもう俺の前からきえ────「零央にはちゃんと話しておきたいんだ」
れおちんの言葉に被せるように声を放ったお父さん。
その声はどっしりと、決心してれおちんの前に現れた理由を話そうとしている真っ直ぐな目だった。
「そう言われても俺は──」
ギュッとれおちんの手を強く握る。
ハッして私を見るれおちん。
やっと...見てくれた。
ホッと胸を撫で下ろす。
だけど......まだ早い。