鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!



唐突すぎる真白の言葉に思わず固まるも、慌てて我に返り頷いてみせる。


俺から誘おうとしてたけど…まぁ、良いか。



『あ、そう言えば湊さんと圭さんと空君‼︎
3人も文化祭来るって言ったよ〜』



『湊さんと圭さんは一緒だろうな…空は?』



湊さんと圭さんは同じ大学で仲良いらしいし。

圭さんなんて、湊さんと話してるときが一番楽しそうな上に、俺の事も知ってて湊さんに協力するし。



この前湊さんに抱きつこうとしてた時は流石に止めたけど。



『……真翔達も祐希も帰ってこないけど、大丈夫なのか?』


いくらなんでもそろそろ鐘がなるだろ。
まぁ、次は自習だから俺と真翔はどうでも良いけど。



『次自習だから、サボるんじゃないかな〜⁇

ああ見えて、みっちゃん寂しがりやだからッ‼︎』



『水門が…⁇ 想像できねえな』



『でしょー⁇
知ってるのはね、多分私と中嶋君と、斎藤君だけだよ!』



自慢げにそういった真白に軽くそうかと頷いてみせる。



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