鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
『みっちゃん…私、何かしたかな……』
みっちゃんの机にはりつきながらそう言った私の頭上で、最近よく聞くみっちゃんの呆れたため息が聞こえた。
『そのセリフ、今日で何回目かわかる?』
顔を上げた私にそう言ったみっちゃんに首を振ると、両手で7を作って見せたみっちゃん。
まるで、7回目よ7回目! とでも言い出しそうな雰囲気だね。
『いい? 7回目よ、7回目!』
あ…当たってたね。
しかも結構ドンピシャで。
『でも……絶対避けられてるもん』
重いため息とともに、吐き出すようにしてそう言った。
斎藤くんから避けられて数週間。
理由も分からぬまま話す事もできなくて、モヤモヤした気持ちをみっちゃんに話はして数週間。
そろそろ限界が近いです……。