嘘つき少女に愛を
「てめぇ何寝ぼけたこと言ってんだ!?
もっとましな嘘吐けねぇのか?」
寝ぼけてないし嘘吐いてないもん
「嘘じゃありません
こんな状況で嘘吐くほどの気持ちの余裕ありませんから
それに私だって信じ難いんですよ
時空を超えるなんて...ありえない」
でもありえないことが起きてるんだ
現実を受け入れないと話にならない
「証拠はあるの?」
え、どちら様?...って新選組の人だよね
「証拠があれば少しは信じられるんじゃない?
その服装だけでも納得はいかなくないけど服装だけじゃあ...ね?」
服装?...あ、制服のままだ
洋服が珍しいんだ
「わかりました」