GUILTY of JUSTICE TARGET NO-01
次の日、私はレポートを提出した後、
職員室でこっぴどく絞られて、
ニコニコしながら廊下を歩いた。

なんか、
私悪いことした?
ま、どうせ大沢が仕組んだんだよ。

別にいいけど。

すると、前から炎道が男子と戯れながら歩いてきた。

私は炎道に声をかけた。

「炎道、昨日は、ありがとう。助かったよ、レポート。」

すると炎道の動きが一瞬止まった。

「レポート・・、あぁ。いいよ、あのくらい。」

炎道はまた男子とどこかへ行ってしまった。

図書館のときの落ち着きはどこに行った?

まぁ、いい。

私は教室に戻り、席に着いた。

すると、私の視界に大沢と数人の女子の姿が映った。

「さっき、誰と話してた?」
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