GUILTY of JUSTICE TARGET NO-01

「何？」

「いや、何でもない。はぁ、面倒くさいやつに出くわした・・。」

は？聞き捨てならないことを聞いた。お前に私の何が分かる⁉

「は？何様なの？話しかけて来たのはどっちだよ。」

「うわ、だるい。俺、帰るわ。」

「あ！ちょっと待て。これ、今日落としたよ。」

私は生徒手帳を渡そうとした。

炎道は受け取ろうとしたが私は手前に引いて生徒手帳を渡さなかった。

残念ながら私の方が一歩上手ね。

「ね、レポートを書くから手伝って。」

「は？お前に教える筋合いはねぇ。」

そういいながら、炎道は縁の無い眼鏡を押しあてた。

あれ？

「炎道、眼鏡してた？」

私が尋ねると、炎道は冷静に答えた。

「学校以外はかけてる。」

「ふ～ん、昼と見た時よりかなり冷静なんだね。」

すると、炎道は舌打ちをしながら答えた。

「三十分で書け。」

は？何を？

「さっさと座れ。レポート書くんだろ？」