放課後、ずっと君のそばで。


運動音痴だって、自分でわかってる。


だけど今日くらい、家まで走り続けられたらって......。


できもしないことを、無能な頭で考えた。


家に着く頃には、足元がふらついていた。


全身の力が抜け、立っているだけで精一杯。


家がもう少し遠かったら、途中で倒れていたかもしれない。








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