放課後、ずっと君のそばで。
「手術とか必要なんですか?」
え......? 手術?
手術が必要なくらい酷い怪我なの?
「ううん。そこまでは酷くないらしいの」
......よかった。
そうなんだ......。
「ただ......」
感情の波とたたかっていると、おばさんが言葉を区切り苦しそうな表情で言った。
「完治まで、約2か月だって......」
「2、2カ月!?」
自分でも思っていた以上に大声になり、病院の廊下中に声が響き渡った。